【レビュー】ロード・トゥ・ドラゴン パズドラ型を作る難しさ















今回取り上げるのはロード・トゥ・ドラゴンです。
可愛キャラクターで惹きつけは良いと思います。

 

ぽちゲーでないのが伝わってきますね。
パネルタッチで道作り、パネルを合わせてコンボ。

つなげドラゴンへの道ということで、
コイン落とし・ブロック崩しみたいな、
ドラゴンとかゲームテーマに全く関係ないようなこともありません。

いわゆるクリックゲーを違うミニゲームにした、パズドラ型ですね。
ちなみにゲーム内UIも相当パズドラに似ています。

ぱっと見で面白そうです。引きつけは良いでしょうということでダウンロードランキング。


はじめの頃はダウンロードランクtop10でした。
素晴らしいスタートですね。でもどんどん下がっていって、
一回ブーストをかけてます。
それでもダウンロード数は下げ止まらずって感じで、今に至ります。

売上ランクも見てみましょう。













20位ぐらいまで上がりましたが、その後徐々に下がって40位くらいに。
改修をかけて一度は上がりますが、また下がってきている状況です。

なんで、こうなったのでしょうか。

まずはじめのインストール重すぎです。いくらなんでも。
というより、今でも新たなデータをロードするとき結構な時間がかかります。
たしかに、ロード時間が長くてもグラフィックが綺麗で売れてるゲームもあります。
でも、このポップで可愛いキャラクターのゲームに必要でしょうか?
パズドラならこんなに待たなかったのに。






















強いの手に入りすぎです。
たまたまかもしれませんが、上記のような星5の強いのが手に入りすぎて
初級のクエストが意味をなしません。
レベル上がる経験値やコストの概念でユニットの強さを制限出来ていません。






















しかもいきなりレベル99のフレンドとか作れちゃいます。
なので、はじめていきなり上級クエストもクエスト出来ました。
パズドラなら、同レベルより少し強いのしか出て来ません。
そのため、リアルの友人とID検索でフレンドになってもらうことに価値があるのに。






















それがキャラクターの属性があります。
パネルに属性のマークがついていて、
同じ属性であればパネルを消した際に攻撃出来ます。
つまり、クエスト毎に変化させる必要がありません。
なのでパズドラのような戦略が生まれず、
一つのパーティを作れば良いやってなります。

そのため、ボックス拡張も機能していません。
一つの強いパーティに全部合成強化すればよいのですから。

最後にゲーム性が弱いです。
1属性だけで攻撃すれば行動力が減らないので、
結局1属性だけパネルを減らして、
敵の攻撃ターンの一つ手前で攻撃するだけ。
っという一定パターンに収束します。(プレイしてないと理解できないかも)
とにかく、慣れると考えることも、技術を見せることも、ほとんどないってことです。

パネルの数が決まっているので
自分の実力以上の攻撃力を見せてくれることもありません。
パズドラなら、勝手に連鎖が繋がって10連鎖とかで、
一気に逆転できた!みたいなことも起こりえるのですが。

すこし批判的に書いてしまいました。
パズドラが存在しない世界なら良いゲームだと思いますよ。
でも、パズドラの真似をする以上、パズドラと比較されるということです。
実際ほとんどのパズドラ型アプリが苦戦を強いられているのですから。


パズドラ型アプリを企画して見向きもされなかった自戒を込めて。笑

AKIRAより